TeamViewerを利用して外出先からリモートアクセスするために（1）

TeamViewer を利用して外出先から、自宅のPCへのリモートデスクトップ環境を作りました。
TeamViewerは個人での仕様は無料です。
個人利用でも複数のPCや企業内のPCへの接続は商用とみなされる可能性があるようです。

リモートコントロール用のアプリケーションは、Window純正の他にChrome Remote Desktopなどありますが、TeamViewerを選んだ理由は、マルチディスプレイで利用している自宅PCへの操作性が良かったことにあります。
多くを試した訳ではないので、今後より良いものが出てくれば切り替えていくと思います。

主な作業の流れ

主な作業は以下の順序で行いました。

1. 家庭内LANのローカルエリアでのリモート接続
2. 外部からのリモート接続
3. スリープ状態からのリモート接続
4. 電源OFFの状態からの起動＆リモート接続（Wake-on-lan）
5. ホストPC側のモニターをブラックスクリーンにする
6. 外部からの接続のためのダイナミックDNSの利用
7. セキュリティの設定（ホワイトリストと二段階認証）

1. 家庭内LANのローカルエリアでのリモート接続

ホストとなるPC（自宅PC：Windows）に TeamViewerのサイト にアクセスしアプリケーションをダウンロード＆インストール。

さらに操作する側の端末（今回はiPadを利用）に TeamViewer:Remote Controlアプリ (App Store) をインストール。

これで準備完了です。

あとは接続するにはホストPCのTeamViewerに表示されるIDとパスワードを操作端末側に入力することでリモートデスクトップができます。

2. 外部からのリモート接続

ローカル内でのリモート接続ができたら、次は外部からの接続ができるようにします。

ルータで静的NATの設定を行います。
利用しているルータはNTTひかりのPR-400KIです。

ブラウザで192.168.1.1にアクセスします。
左メニューの[詳細設定]→[静的NAT設定]をクリックしページを開き、エントリー番号をクリックして詳細を入力。

続いて、ホストPCのローカルIPを固定します。
[ネットワーク接続]　→　[Ethernet2] →　[プロパティ]　→　Internet Protocol Version 4(TCP/IPv4)のプロパティ

IPアドレスに192.168.1.***
サブネットマスク：255.255.255.0
デフォルトゲートウェイ：192.168.1.1

DNSはパブリックDNSを設定してます。

外部から接続してみます。
接続する側の端末（今回はiPad）をWifiを切断し、LTE/3Gの回線に切り替えてローカル時の同じように行います。

TeamViewerを利用して外出先からリモートアクセスするために（２）に続きます。

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